Obnizによる装置制御

  • 最近、Obnizというウェブブラウザー上のプログラム(Javascript)からハードウェアを制御できる小型マイコンボードがカンブリアンロボティクス社から出ている。日経ソフトウェア11月号で紹介されており、秋月電子通商の新製品リストにも出ていた。ちょうど今作っている測定系でPCからON/OFF程度の回路制御(数チャンネル)が必要だったので、試しに秋月電子通商でObnizを買ってみた(5980円)。
  • 非常にコンパクトなボードであるが、小さい有機LEDディスプレイが付いている。12チャンネルの端子があり、入出力に利用できる。1Aまで流せるそうなので、サーボモーターなども直接駆動することができる。AD変換も可能。また、ボードに左右に動き、押し込みもできるスイッチが付いている(パスワード入力等で使う)。電源はマイクロUSB端子から得る。iPhone等の電源アダプタを使うことができる。PCにつなぐ必要はない(電源を取るためにつなぐことはあるが)。
  • 電源を入れると、まず使うwifiのパスワード入力が必要。それが終わるとボードにobniz IDとそのQRコードが表示されるので、iPad, iPhone (ウェブブラウザーが使えるものなら何でもよい)でアクセスできる。Macの場合は、obniz.ioにアクセスして、表示されているobniz IDを使うことで、ボードを使える。
  • obniz.ioで用意されているチュートリアルを少し実行すると、すぐ使えるようになるだろう。LEDやサーボモーターが手元にあると実際に使いながら勉強できる。既にLED, モーター類、カメラなどを制御するためのライブラリーが用意されている。
  • LED1個直接接続だと壊れる可能性があるので、電圧下げるための抵抗も繋げてテスト。点灯することができた。次にサーボモーターを制御してみた。下の写真はサーボモーターをつないでテストしている状況。ネットワーク環境によるのだろうが、少しタイムラグがあった。
    obniz-servo.png
  • プログラムはhtml+javascriptを使って書くことになり、制御部分はそのなかでscriptとしてjavascriptを使って埋め込む。従来の制御用ボードではハード、OS依存性があったが、これはウェブブラウザーさえ使えれば、iPhone, iPadでもいいので、ちょっとした制御ではわざわざPCを準備する必要がなく便利である。今後、タイミングなどがシビアではない場合、wifiが常に安定して使えるところでは使っていこうと思う。なお、プログラム自体はobniz cloudに置かれている。他の方が偶然間違って制御することもあり得る。そのため、セキュリティ機能もあるが、まだ私はうまく使いこなせていない。Node.jsを使って自前サーバーから動かすこともできるそうだ。
  • 下の写真は、24V電源が駆動に必要なソレノイドバルブを制御するために、ブレッドボードにオムロンのリレー、ソレノイドバルブ、DC24V電源をつないだところ。Obnizの0,1端子を制御出力に使っている。Obniz自体は5V出力なので、24Vを制御する場合は一度リレー(5V用)を介して、24VをON/OFFする必要がある。サンプルのLED ON/OFFプログラムをそのまま流用して、ソレノイドバルブをON/OFFすることができた。写真はONの状態で、Obniz上でONが表示され、リレーの状態は写真では分からないが、ソレノイドバルブの下側の赤LEDが点灯していることから、実際ONになっていることが分かる(ONになった時に音も聞こえる)。これはiPhoneからも制御ができた。こういう方式なので、この制御を別の場所から行うことも可能である。カメラも繋げるので、実際に動いたかどうかのチェックも可能だと思う。なお出力は3Vに変更も可能らしい。
    obniz.jpeg

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Last-modified: 2018-10-27 (土) 16:43:20 (381d)