モアッサナイトアンビル の変更点


#author("2020-12-07T09:32:31+09:00","default:masami","masami")
**Moissanite anvil
-moissanite モアッサナイト(モイッサナイトと書かれている場合も多い)は化学組成はSiCで、天然では隕石で見つかっていて、鉱物名は最初に合成したMoissanにちなんでモアッサナイトと呼ばれてます。最近単結晶合成技術の進歩のおかげで宝石としても入手できるようになりました。またこれをダイヤモンドアンビルセル(DAC)に使ったモアッサナイトアンビルセル(MAC)が最近使われるようになりました。モアッサナイトはダイヤモンドほど硬くはありませんが、安価である、より大きなカラットが手に入る等の利点も持ってます。圧力的には50数GPaまでの発生が報告されており、これはダイヤモンド以外では最も高い圧力です(もっとも強度的にはcubic boron nitride cBNがダイヤに次いで高いのでこれの単結晶が入手できるようになればモアッサナイトより高い圧力がでるはずです)。日本ではA-Smartが宝石として販売しており、頼めばアンビルも購入できる。アンビル自体は双龍産業が正式代理店であるように高圧力学会誌の広告に書いてある。実際使用して見ると、顕微観察で試料がダイヤよりは見づらい傾向がありました(光学的には一軸性)。またラマンで使うには低波数側のピークが邪魔になります。一方2000cm-1以上はラマンではほとんど何も見えません。ダイヤだと2600cm-1当たりに2光子によるピークがあってしばしば測定の邪魔になりますが、その領域をモアッサナイトなら測定できそうです。そのような用途の時には片側ダイヤ、もう一方はモアッサナイトアンビルを取り付けてラマン測定をするといいかもしれません。そのような構成を個人的にMDACと呼んでます。
-アンビルとして買ったものは、キュレット面がフラットではなくて、中央部分が少し盛り上がってました。そのためキュレットを平行にする普通の調整法(干渉縞)は使えません。ただ、中央の接触したあたりではニュートンリングが見えるので、なるべくそれが均等になるようにするしかないようです。