iPad/iPhoneで結晶構造を表示する 2013/12/01 created

前置き

  • Molecules用データで結晶構造をiOSデバイスに表示する方法についてずっと以前に書きました。しかし、表示できるのはボール&スティックモデルくらいで配位多面体を表示できない問題がありました。iOSデバイスでは現在Keynoteがフリーで使えるため、iPhone/iPadを使って学会発表等のプレゼンをすることも出来ますが、そのついでに多面体表示の結晶構造をグルグル見せることはできません。結晶構造を表示する方法を色々考えてみました。

VRMLの利用

  • 結晶構造を表示するプログラムVestaはWindows, Mac, Linuxで動きますが、これはVRMLファイルを出力できます。配位多面体を表示させておいてVRMLファイルをExportして、それをVRMLを表示できるiPad等のアプリで読めばいいように思うのですが、当時も現在でも、App StoreのVRML viewerアプリを試した限りではどれもVestaの出力ファイルを表示できません。表示できるアプリが出ることを望みます。

別の3Dフォーマットでトライ

  • 仕方ないので、このVRMLをさらに別の3Dデータファイルに変換して表示することはできないかを試みました。結果的に何とか表示できたのは以下の組み合わせでした。データの変換は全てMac上で行ってます。
  • まずVestaからVRMLファイルを出力する。BlenderでVRMLファイルをimportして、3DSファイルとしてexportする。Meshlabも試したのですが、VRMLファイル読み込み時にエラーが出ました。出来た3DSファイルをメール添付でiPad等に送る。3DS viewerとしては有料ですが、ATView3D-3DSがこうして作った3DSファイルをそこそこ表示できました。無料の3Dskopeでも見えるのですが、広告がうるさく出ます。表示にはまだ不満は多いのですが、ATView3D-3DSでは以下のような感じになります(iPad miniの画面)。
  • ATView3D-3DSではanimation(自動で回転する)も可能です。多面体は明るい色を使わないと、影による立体感が出ません。半透明はうまく再現できてません。ワイヤーフレーム表示させると多面体内部が見えます。ある意味、ボール&スティック表示のようになります。現在iPad Airにも対応してます。iPhone 5cでも表示可能でしたが、アプリが細長の画面に対応してないため、ディスプレイの上下部分が空白になります。
  • Keynoteでのプレゼンの合間に結晶構造を見せる時は、発表前に見せる構造を表示しておいて、Keynoteも起動しておく。Keynoteとviewerの切り替えは4本指を上にドラッグすることでアプリを素早く切り替えられる。
     
    crystal-3ds.png
     

3DSファイルの例


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Last-modified: 2013-12-01 (日) 22:02:25 (1454d)