三朝国際学生インターンシッププログラム(2025)を開催中です。
7月1日(火)から三朝国際学生インターンシッププログラム(MISIP;Misasa International Student Internship Program)が始まりました。MISIPは共同利用・共同研究拠点(惑星物質科学研究拠点)のインターンシップ型共同研究として、学部3・4年生、修士課程を含む博士前期課程の学生を対象に、国際公募を通じて参加者を募集し開催しています。選抜された学生は、本研究所教員が提案する研究プロジェクトに参加し、高度な実験・分析技術等の最先端の研究活動を体験すること、研究者としての思考方法や問題解決力を育むこと、そして、研究所敷地内にある三朝宿泊所での共同生活をとおして異文化理解を深め、次世代若手研究者の国際的なネットワークを構築することを目的としています。これまで、約170人以上のインターンシップ修了生を輩出しており、修了後、その多くは岡山大学をはじめとする国内外の教育機関に進学し、その後各国の主要研究機関で研究者として活躍しています。今年度は中国、オランダ、日本、韓国、イギリス、コロンビア、インドの計7か国から8名の学生が3つの研究プロジェクトに参加し、8月7日(木)まで、研究活動を遂行します。
初日は、オリエンテーション、ウェルカムランチ、ラボツアーを開催しました。オリエンテーションでは、芳野極所長と国広卓也委員長から、研究所の概要や各研究プロジェクトの説明、そしてMISIPを通じて、充実した研究活動と国際交流に励むことを期待する旨、激励の言葉が送られました。ウェルカムランチでは、コロンビア出身のMaria Isabel Echavarria Correaさん(学部4年生・EAFIT University)は「この素晴らしい研究所で、地球科学に関心を寄せる世界各国から集まったインターン生と共にプロジェクトに参加できることは私にとって大きな喜びでありとても感謝しています。三朝町や日本の文化を体験し、知識を深め、滞在期間を充実した時間にしたいです。」と、プログラムや日本での生活に対する抱負を語りました。そして、食事や会話を通じて、構成員や学生との交流を深めました。ラボツアーでは、高温高圧実験設備や総合実験分析機器を中心に、研究所が有する実験設備や研究活動について学び、本格的に始まる研究に向けて、気持ちを引き締めました。MISIPの活動の様子は随時HP等に掲載しますので、ぜひ、ご観覧下さい。
オリエンテーションに参加するインターンシップ学生の様子
プログラムにかける心境を語る Maria Isabel Echavarria Correa さん(学部4年生, EAFIT University, コロンビア)
ウェルカムランチにてインターンシップ学生、自然科学研究科および環境生命自然科学研究科所属学生、国際共同研究員との集合写真
ラボツアーにてインターンシップ学生が生田大穣博士から6軸超高圧発生装置について説明を受ける様子
ラボツアーにてインターンシップ学生が国広准教授から蛍光X線分析装置について説明を受ける様子
ラボツアーにてインターンシップ学生がマルチアンビル装置について観察する様子